書家の石川九楊さんの「日本国憲法」という小論に感動して「”米軍基地に領土を奪われている”日本」(2020年7月19日)と「今、中国とどう向き合うべきか」(2023年5月30日)を書いています。
そしてまた、石川九楊さんの「日本国憲法」を再読し、新たな発見をすることができました。前文の眼目は、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする」ことだというところです。だから「政府が戦争をひきおこし、惨禍を招いた、政府とはそういうものだというこの図星の一節が現政府には目際りで、抹消したくて仕方がないにちがいないと見当がつく」というのです。
それだけではありません。「主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定」したのも、「政府がまたまた戦争をひきおこさないように」するため、と言っているのです。そう考えると、九条も、基本的人権の保障も、前文の眼目である「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする」ことが目的ということができます。前文の眼目は不戦の誓いだったのです。
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