同じように感じている人はいるもので、白洲次郎さんの場合は、「吾々が招いたこの失敗を、何分の一でも取返して吾々の子供、吾々の孫に引き継ぐべき責任と義務を私は感じる」と、次のように述べている。
吾々の時代にこの馬鹿な戦争をして、元も子もなくした責任をもっと痛烈に感じようではないか。日本の経済は根本的の立直しを要求しているのだと思う。恐らく吾々の余生の間には、大した好い日を見ずに終るだろう。それ程事態は深刻で、前途は荊の道である。しかし、吾々が招いたこの失敗を、何分の一でも取返して吾々の子供、吾々の孫に引き継ぐべき責任と義務を私は感じる。(『プリンシプルのない日本』、白洲次郎著、ワイアンドエフ、2001年、p100「吾々の子供、吾々の孫に引き継ぐべき責任と義務」ということであれば、中国や朝鮮にかつてしてきたことに対する責任と、そうした過去の過ちを直視して謝罪する義務があるのではないだろうか。そうした過去をなきものにし、逆に敵視するだけでなく、それを根拠に軍備拡大を図るなどとんでもないことである。だから、真の平和を「子や孫」に遺してやるためにも、和平路線を目指すべきである。







