だから、「改憲論争の中心課題は第九条だけではない。国家に対する帰属感のうすい利己的な人間がふえたという認識に立ち、天皇に関する規定や国家への忠誠義務を明確にせよと主張する」。それゆえ、天声人語は、「ことさら憲法に国家への帰属を強くうたうことは、目的や是非を問わずに大勢に順応するという一億一心型の価値観を強めることになる」と、改憲勢力に警鐘を鳴らしていました。
現在政府は、9条への自衛隊明記を、と訴えていますが、政府が求めている憲法改正の本命ともいうべき核心部分を、すなわち、「天皇に関する規定や国家への忠誠義務を明確にせよ」といった戦前回帰への願望を明確にしていく必要が急務のようです。天声人語に教えられたことです。
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