2024年8月12日月曜日

自民党の戦前回帰への願望

 放送大学の学生は、大学の図書館を通じて朝日新聞を検索利用できます。今日は、「加藤周一憲法」で検索し、「自主憲法期成議員同盟が各地方議会に流した改憲決議例文」(1980年10月12日、天声人語)の存在を発見することができました。なんとその例文には、「(現憲法は) 個人の権利ばかりを強調するのあまり、社会や国家のことを考えない利己的な人間を輩出し」とあるようなのです。
 だから、「改憲論争の中心課題は第九条だけではない。国家に対する帰属感のうすい利己的な人間がふえたという認識に立ち、天皇に関する規定や国家への忠誠義務を明確にせよと主張する」。それゆえ、天声人語は、「ことさら憲法に国家への帰属を強くうたうことは、目的や是非を問わずに大勢に順応するという一億一心型の価値観を強めることになる」と、改憲勢力に警鐘を鳴らしていました。
 現在政府は、9条への自衛隊明記を、と訴えていますが、政府が求めている憲法改正の本命ともいうべき核心部分を、すなわち、「天皇に関する規定や国家への忠誠義務を明確にせよ」といった戦前回帰への願望を明確にしていく必要が急務のようです。天声人語に教えられたことです。

0 件のコメント:

コメントを投稿