2024年8月27日火曜日

世界は、まだまだ野蛮状態

 平等化の過程が進化の過程でもある、そんな研究を知りました。「ゲラダヒヒなどの高度なサルになると、物を食べる順位さえはっきりしなくなるんです。状況に応じて順位が変わってくる。・・・どんどん平等化していくのが霊長類社会の進化の道筋」(霊長類学者・河合雅雄著『上手な老い方 藍の巻』、小学館、1997年、p194)だというのです。平気で差別をするような人は、それだけ野蛮な人ということになるます。
 それだけではありません。近代になって個を尊重するようになってきましたが、こうした流れも、進化の過程として考えることもできそうなのです。すなわち、「この国、社会に奉仕する時代から、ようやく個人を見つめ直す気運が出てきた。やっとサルからチンパンジーになろうとしている」(上同)のです。まさに、戦中の日本は、野蛮な社会であったのです。
 二十一世紀にもなって、いまだに戦争をしている国があるし、戦争の準備をしている国に限れば、ほとんどの国が該当します。その中でも米軍は最たるものです。世界は、まだまだ野蛮状態から脱していないということです。

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