寅子は、それらのことを家族にわかりやすく説明しました。
それに対し、「それじゃ何も変わらないよ」と言われます。
すると寅子は、家族に諭すように、自分に言い聞かせるかのように話します。
そうとは言い切れない。と。確かにそうです。自衛隊は違憲という判決を下した正義の声は、決して消えることがなく、語り継がれてきました。
判例は残る。たとえ二人でも、判決が覆らなくても、おかしいと声を上げた人の声は、決して消えない。その声が、いつか誰かの力になる。その日がきっと来る。
私の声だろうと、みんなの声だって、決して消えることはないわ。
そこで考えました。松川事件などで死刑判決を出した裁判官の名も、決して消えることがない、と。しかし、忘れられているのが現状ではないでしょうか。それはおかしいことで、こういう判事こそ、顔写真入りで公表されるべきです。そうすれば、子孫に顔向けできないような判決には躊躇するようになると思います。
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