はじめに、いきなり「微惑星」「感始惑星」「原始地球」といった新しい概念が出てきました(註1)。このような概念があって初めて、地球の歴史が説明されるのです。当たり前のことですが、私には新鮮な発見でした。なぜなら、社会が混迷を深め、いまだに野蛮な戦争を止められずにいるのは、新しい概念の発見があまりなかったからではないか、と思えたからです。
また、「安定した場所にいる限り、進化はない」、「その先を求めたものだけに与えられる次の試練、そのハードルを乗り越えることがなければ、私たちは今、この世界に、このような姿で存在しませんでした」(註2)とありました。私たちも、この先の「新天地への冒険」が求められているのかもしれません。
(註1)原始の大陽を取り囲むガスの中から、地球のもととなる微惑星が誕生しました。微惑星が衝突・合体し、感始惑星になり、そして感始惑星どうしが衝突・合体して原始地球が誕生します。地球への最後の原始惑星の衝突が、月を誕生させ、生命あふれる地球をつくりあげることになりました。(『ジュニア版NHKスペシャル地球大進化 1 46億年・人類への旅』、NHK「地球大進化」プロジェクト編、学研、2005年、p4)
(註2)今でも地下で暮らし続ける生物はたくさんいます。しかし、これだけは言えるのです。そこから外に出たのが私たちの祖先です。安定した場所にいる限り、進化はないのです。
その先を求めたものだけに与えられる次の試練、そのハードルを乗り越えることがなければ、私たちは今、この世界に、このような姿で存在しませんでした。そして、新天地への冒険を強いたもの、それが地球で繰り返し起きた大変動だったのです。(上同、p59)
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