2024年7月22日月曜日

心豊かに幸せに老いる

 雑誌『ハルメク』(2024年8月)の巻頭インタビューは「92歳のシスター鈴木秀子さんが語る」で、テーマは「心豊かに幸せに老いるために今からすべきこと」でした。
 要は、心の持ち方一つで、心豊かに、かつ、幸せに老いることができる、というのです。そのためにも、「朝目が覚めること、食事ができること、そして今こうして息をしていること自体、どんなにうれしい恵みでしょうか。そうした恵みに普段から気付き、感謝する」(注)生活、「日々感謝をして、ありがとうと言ってみる」(注)生活、――「そんな小さな一歩一歩」(注)を歩んでいきたいものです。

 (注)私たちも気が付けば、嫌なことにばかり日を向けて、不安や悲しみで自分を押しつぶしてしまうことがあるのではないでしょうか。
 そこで大切なのが「心をひっくり返す」訓練です。嫌だな、ダメだなと思って下に向いている心をひっくり返して、希望の方に持っていくのです。これからの人生を心豊かに生きるには、どんな状況にあろうとも、そこにある「恵み」を見つける目を持つことです。
(中略)
 私が言う恵みとは、決して特別なものではありません。私たちの日常の暮らしは、もともと恵みに満ちています。例えば、朝目が覚めること、食事ができること、そして今こうして息をしていること自体、どんなにうれしい恵みでしょうか。そうした恵みに普段から気付き、感謝する訓練ができている人は、苦しみや悲しみの渦中にあっても、きっと心をひっくり返すことができるはずです。
(中略)
 幸せに老いるために、もう一つ心掛けてほしいのが、自分を大切にすることです。
 年を重ねて心身が弱ってくると「私はダメな人間だ」と自分を責めたり、「あの人はちゃんとできるのに私なんて⋯⋯」と人と比較して自己嫌悪に陥ったりします。
 でも、それも勝手な思い込みです。そもそも人間は、一人一人が神様に愛されている存在です。人間は誰しも完璧な存在ではなく、弱いところがいっぱいありますが、その弱さも含めて神様はすべてを許し、「あなたは尊い存在です」とおっしゃっています。それなのに「いいえ、神様は間違っています。私はダメな人間です」と言い張るのは傲慢ですよ。
 年を重ねるほど生かされていることに感謝して、自分を大切にしていきましょう
 すべては小さなことから始まる、というのが私のモットーです。聖書では「思考が言葉になり、言葉が行動になり、行動が習慣になり、習慣が性格になり、性格が運命になる」と言っています。あなたの思いや言葉が、いつしか運命になるのです。いきなり立派なことはできなくていい。日々感謝をして、ありがとうと言ってみる――そんな小さな一歩一歩が、幸せにいきつく最大の秘訣です。(「92歳のシスター鈴木秀子さんが語る 心豊かに幸せに老いるために今からすべきこと」『ハルメク』2024年8月、p10~11、下線強調は引用者)

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