2024年3月6日水曜日

天皇の「元首化」案

 自民党の憲法改正目的は日本が戦争できる国にすること、そのため、自衛隊の存在を憲法で明記すること、つまり、憲法の条文と自衛隊の存在に齟齬がないようにすることだと言われています。しかし実際は、隠された改憲条項があったのです。新聞報道によると、
 天皇については「元首」としての位置づけを明確化。「皇位は世襲で男女を問わず皇統に属する者が継承する」として、女性天皇を容認した。「日の丸」を国旗、「君が代」を国歌とすることも「総則」に盛り込む。(「集団的自衛権の行使明記 女性天皇認める 憲法改正自民素案」『朝日新聞』、2004年11月17日夕刊)
 どうでしょうか。
 こうして一度”角”を出してしまったのですが、まずいと思ったのでしょう。その後、”角”を隠してしまったようです。防衛論議(自衛隊)に目を奪われていますが、改憲の真の狙いが主権の剥奪という恐ろしい歴史の逆行であることが隠されているのです。改憲の本命、あるいは真意、全体像をつかむことの重要性を痛感します。
 しかし新聞報道では、天皇についての、「元首」としての位置づけを明確化する点については、次の通り、問題視されていませんでした。残念です。
 天皇に関する規定で盛り込んだ「女性天皇容認」に関しても、「簡単に決めて良い問題ではない。皇位継承順位の複雑化や結婚相手の地位の問題が出てくる」など異論が残っている。(「推進派主導のたたき台、論議活発化狙う 自民が改憲素案<解説>」『朝日新聞』、2004年11月17日夕刊)
 

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