それでは、美輪さんのお勧めを聞いてみましょう。
私は、自分自身が「自分」を救う信仰のほうをお勧めします。そのためには、理性を持つことが大事。「悲しい」「悩み苦しんでいる」「憎らしい」「愚痴りたい」など、感情的に心が煮えたぎっているときは、理性でいったん鎮めて、どのようにすればよいか冷静に考えるのです。どうですか。
私は気性が激しいほうでしたから、若いころは、感情に任せて怒ったり人を憎んだりもしました。そして、そういう生き方は心身ともに負担が大きかったのも事実です。でも己を見つめ直し、自分の内なる善きものを育てる習慣を続けた結果。生きるのがだいぶ楽になりました。
おかげでこの歳まで、この世を穏やかな気持ちで過ごさせていただいています。(美輪明宏著、「善なる自分を見つめ直して」『婦人公論』、2024年4月号、p1)
この宗教観に立つと、日本国憲法の見方もやさしくなるような気がします。人は生まれながらに基本的な人権を持っていると言っても、考えてみたら少し抽象的でわかりにくいかも知れません。それよりも、人は誰でも「心の中に”善きもの=良心=徳=仁”」を持っている、と考えた方がわかりやしいです。そう信じることができれば、人と人と、互いに尊重し合うこともできます。
まずは、美輪宗教の実践を心掛けて、”自分の内なる善きものを育てる習慣”を身につけていきたいです。そうして心が楽になれば万々歳です。
0 件のコメント:
コメントを投稿