2024年3月30日土曜日

軍国主義の復活?

 雑誌『世界』(2024年4月)で、ルポ「軍事優先社会」の連載が始まりました。この連載で、ミサイル用の大型弾薬庫が増設されることを知りました。弾薬庫の説明会を開いても、「『防衛上の機密で答えられない』『十分な安全対策をとる』と繰り返すだけで、私たちの不安に応えようとは」(p169)しない現実を前にして、「冷然たる軍事の力学が有無をいわせず暮しの場に踏み込んできている」(p169)」と結論していたのが印象的でした。これでは、「軍事優先社会」などという生やさしい表現よりも、「軍国主義の復活」の方がよほど相応しいと思います。
 軍国主義の行く末がどうなるかは、先の大戦で骨の髄まで学んだはずです。にもかかわらず、軍国主義を直走っている感じです。原子力発電所の事故の怖さを骨の髄まで学んだはずなのに、原発再稼働に直走っている構図と全く同じです。いる構図と全く同じです。この構図のおかしさに、早く気づくべきです。
 いずれにしても、このままいけば、次に述べるように、日本は「アメリカの軍事戦略の捨て石とされてしまう」のです。これだけは、戦争だけは、絶対に避けなければなりません。憲法の精神を生かすことこそ平和への道なのです。
 抑止のためと軍拡に走れば、仮想敵国とされた側も対抗し軍拡を進める。軍拡競争が緊張と対立を煽り、抑止どころか戦争を誘発するリスクが高まる。「安全保障のジレンマ」という。このままでは日本はこのジレンマにおちいる。仮に台湾有事となれば日本も壊滅的な戦禍を被り、アメリカの軍事戦略の捨て石とされてしまう。それは絶対に避けなければならない。(『世界』、2024年4月、p176)

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