例えば、人権教育とともに国連の重要な教育事業の一つである世界市民教育ついて、次のように説明されています。
世界市民教育は、世界市民としての資質と能力を育成しようとする教育である。世界市民としての資質と能力とは、民族・国家を乗り越える世界市民意識をもって、正義・平和・容と包容・安全・持続可能な開発が約束される世界をつくっていこうとするものである。世界市民教育は、究極的に、政治的には遼遠の夢である「世界共同体」の実現をめざして、今日の地球社会において現れている悪循環を断ち切ろうとする努力である。(許宗烈著「人権・人権教育と世界市民教育」『多文化共生社会に生きる』、李 修京編著、明石書店、2019年、p287)
前に、「市民的美徳という価値」について書きましたが、世界市民意識というのも、市民的美徳の一つになります。しかし、その価値を認め承認する人は少数です。とはいえ、国連の教育事業で取り上げられるまで発展してきていました。このような国連の取り組みを応援し、発展させることは、まさに平和教育そのものです。このような平和教育というものが徹底していけば、平和を守るという口実での軍拡の愚かさに気づくようになります。そうなれば、日本国憲法の理想実現が早まるというものです。
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