2023年5月31日水曜日

現代の奴隷

 奴隷制度が廃止されて、どのくらい経つのだろうか。今では、さまざまな差別があったとしても、奴隷など、ほとんどなくなっていると思ってきた。しかし、れっきとした「現代の奴隷」が存在しているという。『現代の奴隷』(モニーク・ヴィラ著、山岡万里子訳、英治出版)の書評で初めて知った。
 書評によると「 借金のかたちに子どもを売買する。家事奴隷となった子どもは毎日10時間以上酷使され、家事労働をこなす。夜は主人の性的玩具にされ、それが終わると夜の街に立たされて主人の小銭を稼ぐ」。
 そして、「現在の奴隷は、東南アジアに多いが、アメリカ、イギリス、フランスなどにも存在し、一部は日本にもいてヤクザの支配を受けている」。そうして、人身売買が実行されている。そこには人権も、人間の尊厳もない。あり得ない、と言ったらいいのかもしれない。
(『赤旗日曜版』、2023年5月28日号」より)


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