2023年5月17日水曜日

書の魅力

 福島県立美術館で、『美をつくし 大阪市立美術館コレクション展』が開かれており、珍しく、写真OKだった。一回目は、上村松園の『晩秋』という美人画に心を奪われて、名の作品は、あまり心に残らなかった。
 それでも、上村松園の『晩秋』をもう一度、とまた美術館に行ってきた。そして、一回目は気づかなかった「書の魅力」というものを発見することができた。写経の原本は、これまでも目にしたことはあったのに、今までになく心を動かされた。縦横とも、綺麗に並べられた漢字群全てに、作者のたたずまいが滲み出ているように感じられたのである。
 別な言葉で表現すると、一字一句の漢字に、作者の精神的なエネルギーが溢れているように感じられるのである。相当の集中力がないと、相当の心ができていないと、こうは書けない。ちょっとでも心に迷いが生じれば、きっと書きっぷりに表れるに違いないからだ。





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