住井すゑさんの本を読んでいたら、尾崎さんの名前が出てきて、「え、こんなことまで言っていたの?」、と尾崎さんの先見性に驚いてしまった。「『国家』とか、『天皇』とか、こういう言葉のある憲法のうちは、三発目の原爆は免れないだろう」(『九十歳の人間宣言』、住井すゑ著、岩波ブックレット、p9)と言っていたのだ。三発目の原爆はともかく、今日の軍拡路線を見透かしていたことになる。
今日の情勢を考えると、戦後70年経っても『国家』や『天皇』の存在を疑う人などほとんどないに違いない。だからこそ余計に、『国家』や『天皇』の存在を疑った彼の先見性に驚かされる。
彼の全集はあるが、全集に収録されていない雑誌記事もあるんじゃないか。そう思って、まずは雑誌記事を探して読んでみたい。つくづくとそう感じた。
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