2023年5月26日金曜日

「戦争にならない環境づくり」を

 努力には、努力の量と同じくらい大切な尺度として「努力の方向性」がある。社会の運動にも、同じことが言えるのに、あまり注目されることはなかった。そのことに気づいていながら、しばらく忘れていた。が、「目標に対する結果は、努力の方向性とかけた時間の量で決まる」ということを示した図を見た瞬間、「社会の運動にも同じことが言える」ということを思い出した。
 社会の運動に「努力の方向性」を用いるとどうなるか。常に矢印の先を意識するようになる。つまり、まず考えることが「目指す方向」であり、それは、戦争のない状態、戦争にならないような環境づくりである。それに対し抑止論思考の矢印は、侵略されたら、攻撃されたら、という前提に向かっている。つまり、戦争状態を想定し、それに備えよ、という論理である。だから、日本国憲法と抑止論の矢印は、反対方向を向いていることになる。

 勉強は「どれくらい頑張ったか」と「どの方向に向かって頑張ったか」のかけ算で結果が変わります。(『東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっているシンプルな勉強法』、河野玄斗著、KADOKAWA、2018年、p84)

「目標に対する結果は、努力の方向性とかけた時間の量で決まる」(上同、p 84)

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