2022年8月22日月曜日

すべてを善い方良い方に考える

 最近、宮台真司さんにハマっている。まだ彼の著書を読み始めて二冊目だが、彼のすごいところは、例えばカントの思想について、その大切なポイントを簡潔に紹介してくれているところである。カントの著書である『純粋理性批判』や『実践理性批判』は、難解な著書として有名だが、それらのエキスを数ページで紹介し、その中で、次のように重要なポイントを簡潔に紹介している。
 カントのすごいところは「〈世界〉 —— ありとあらゆる全体 —— はどうだか知らないけれど、〈社会〉 —— あらゆるコミュニケーションの全体 —— は主意主義的にできて上がっている」と見通したことだ。完全に正しい。現にぼくたちは主意主義的に誰かに責任を帰属する。(『14歳からの社会学 これからの社会を生きる君に』、宮台真司著、世界文化社、2008年、p 181〜182)
 つまり、社会では、「意思」が出発点だという。それがなんと、健康を維持していく上でも重要なことだと、格言を紹介しながら次のように説明してあった。それだけ、「意思」とか「思惟」が重要だということであろう。
 ホール氏の格言は、つぎのようなものである。
 「われわれはわれわれの思惟の種を蒔いて、われわれはわれわれの行動を刈り取る。われわれはわれわれの行動の種を蒔いて、われわれはわれわれの習慣を刈り取る。われわれはわれわれの習慣の種を蒔いて、われわれはわれわれの性格を刈り取る。われわれはわれわれの性格の種を蒔いて、われわれはわれわれの運命を刈り取る。」
 つまり、根本は思惟にあるのであって、正しい思惟、幸福なる思惟が、正しく健康なる運命を作るのである。すべてを善い方良い方にと考えて、すべて積極的に健康幸福の彼岸に向かって進まねばならぬ。(『原本・西式健康読本』、西勝造著、農山漁村文化協会、2003年、p 195〜196)

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