2022年8月14日日曜日

命あっての物種

 朝日新聞一面トップ(2022年8月14日)で、ウクライナの惨状を伝えていた。たとえば、「ブチャでは、数百人の市民がロシア軍に虐殺されたとされ、その遺体は路上や庭に放置された」という具合だ。この記事を読み、<「敗北」を認める能力>で紹介した「屈辱とひきかえに大規模な破壊を免れ」、多くの命が守られたというパリとプラハの両都市のことを想像した。そして、両都市の歴史をもっと深く知りたいと思った。
 ちょうど朝日新聞の天声人語で、木製モーターボートに爆薬を乗せた兵器「震洋」のことが紹介されていた。「敵艦に向かい、乗組員ごと自爆する」特攻兵器である。なんと酷いことを、と思うに違いない。徹底抗戦と口にして多くの命を盾にすることと、どんな違いがあるというのだろう。
(「海上特攻艇」より)
 私から見れば、「多くの命の犠牲を強いる」という観点で、同じであろう。「命あっての物種」とはよく言ったもので、パリとプラハの両都市の歴史は、この言葉の重みを教えてくれている。

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