2022年8月15日月曜日

生命を慈しみ生命の世話を!

 2022年8月8日放送の100分de名著は、『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』だった。解説者の竹内薫さんがウクライナでの惨状に触れて述べた言葉が印象的だった。ウクライナでは、「人が大勢殺されているし、動物もたくさん死んでいます。人類は皆同じ、生命は皆兄弟と、そうした観点があれば、人を殺戮したりといったことをしないと思う。だから、世界の指導者にポール・ナースのこの本を読んでほしい」という。今必要なのは「人類」という観点だけでなく、「生命は皆兄弟」という地球に存在している全生命体の観点に立って物事を考え、判断していくことだというのである。そうすれば、人類同士が無用な争いをしなくなるであろう、と。
 ポール・ナースの著書『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』の最後の言葉として紹介された「我々は、地球の生命に対して、特別な責任を負っている。生命を慈しみ、生命の世話をしなければいけない」という我々に突きつけられた責任は、真っ当なものである。
 われわれは、他のすべての生命と深い絆で結ばれている。おそらく人間は、こうした深い絆を理解し、その意味に思いを馳せることができる、唯一の生命体だ。だから、我々は、地球の生命に対して、特別な責任を負っている。生命を慈しみ、生命の世話をしなければいけない。そして、そのために、我々は生命を理解する必要があるのだ。

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