2022年1月24日月曜日

戦争ができない世の中をつくろう

 ジャーナリストの「むのたけじ」さんの言葉として、 「憲法は生活の普段着です」という言葉を紹介したことがある。その「むのたけじ」さんが「戦争ができない世の中をつくらなければいけない」という言葉を残していた。続いて、「戦争は悪だということを確認するのが、二十世紀にあれほどたくさんの犠牲を払って、私たちがつかんだ歴史の教訓でなければならない」(『戦争絶滅へ、人間復活へ:93歳・ジャーナリストの発言』、むのたけじ著、岩波書店2008年』、p 55)と。
 改めて、「戦争絶滅へ、人間復活へ」という書名の意味について気づいたことがある。「戦争絶滅」への道と、「人間復活」への道とは、車の両輪の如く切り離せない、ということである。逆に考えれば、憲法を変えて「戦争をしやすくする」道は、「人間性を剥奪しやすくする」道でもある、ということである。
 つまり、「平和は創っていくべきもの」で述べたように、単純に「人間性を追求する」ことも、結果的には「戦争絶滅」への道を追求する道でもあるのだ。なぜなら、
 戦争というものは、戦場でも国内でも人間破壊です。人間ではなくなって、一種のケモノ状態になる。そして、相互不信になる。軍隊とは命令と服でしょう。軍隊の命令と服従という体制を維持していくためには、軍人だけでなく、一般の国民までが、さっき言ったような相互監視の形をとるんです。 戦争のなかから正義が生まれる、なんてことはまったくありえないね。敵に対して憎悪をかきたてるということが土台にあって、その憎むべき相手を皆殺しにする。そればかりか、日常生活でもお互いが信じ合えない状態になっていく。(上同、p53)
 そうでなくても、ブラック企業などが存在し、人間性の破壊が進行している。だからこそ、「戦争絶滅と人間復活」に向かって進めていかなければならない。

「『くらす、はたらく、経済のはなし 5』、山田博文著、大月書店」より

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