2022年1月26日水曜日

元始、女性は太陽であった

 2021年11月4日放送「レディーサピエンス」をやっと見ることができた。結論は、狩は男性が担い、そういうこともあって女性の地位は低く、「戦利品の対象」と見られることも多かった。しかし、近年の発掘による新発見もあって、女性も狩を手伝っていたこと、指導的な地位にいた女性もいたことなどがわかってきて、レディーサピエンス像が像が塗り替えられてきているという。
 この番組で一番感動したのが、ホーレ・フェルス洞窟の3万5千年前の地層から発掘された女性像である。ホーレ・フェルスのヴィーナスと言われており、旧石器時代では最古の美術品であり、あるいはより一般的な先史時代の造形美術としても最も古いものだという。
 この像の特徴は、胸と陰部が強調され、つまり、「女性であることの本質だけ」をが強調された。だから、顔も、手足も表現する必要がなかった。だからこそ、余計に、妊娠や出産、豊穣、命の力強さが、命を生み出すものへの祈りが表現されているという。とにかく、堂々として、力強い。3万5千年も前に、このような作品が作られていたことに、ただ、ただ驚いた。
 女性解放運動の先駆者として知られる作家、平塚らいてう(一八八六・明治十九年~一九七一・昭和四十六年)の言葉として、「元始、女性は太陽であった」が知られている。ホーレ・フェルスのヴィーナスのような存在を知ると、「元始、女性は太陽であった」が真実味を増して蘇ってくる。



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