2021年12月19日日曜日

日々「人間の尊厳」が脅かさて

 米軍F16戦闘機がタンクを空から投棄した事件はニュースで知っていた。しかし、投棄された者の大きさを知って唖然とした。ちょっとした物でも、落下速度によって大きな衝撃を与えることは容易に想像がつく。にもかかわらず、これだけのものを平気で投棄する神経は、日本人に対する差別意識の大きさを考えなければ理解できない。米国本土では決してやれないこと、例えば日本で行われているような人口密集地での低空飛行訓練などを、日本では平気でやれる。その最たる典型が、今回の「タンクの空からの投棄」であろう。タンクの大きさが、差別意識の大きさを象徴しているのが、なんとも悲しい。
 青森県、深浦町の吉田町長が朝日新聞(2021128日)に、「われわれには、どこが米軍機の飛行ルートになっているか分からない。被害が起こる可能性は基地周辺だけではないと気づかされた」と語ったという。このような事件が起きても、なお、在日米軍と日米安全保障条約の存在に、なんの疑問も起きないとしたら、今や普遍的な概念と言っても良い「人間の尊厳」が軽視されているとしか考えられない。
 改めて、「人間の尊厳」の重要性を認識し直し、その上で、在日米軍と日米安全保障条約の存在の問題を考え直してもらいたいものである。”基地と日米安全保障条約”ある故に、日々「人間の尊厳」が脅かされるようなことがあっては、本末転倒であろう。”「人間の尊厳」が脅かされて、何が「安全保障」か!”と問いたい。

 

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