2021年12月17日金曜日

自由と魅力性による勝利

 今日借りてきた『現代社会はどこに向かうか』(見田宗介著、岩波書店、2018年)で見つけた興味ある考えに感動してしまった。「『永久』と考えられていた体制を、{内部から}(原文は傍点)解体した。 それは軍事力による勝利ではなかった故に、敗者の側に怨恨や復讐心が残るということもなかった。それは正しい勝ち方であったからである」(p144〜145、強調は筆者による)という部分だ。この言葉は、「ベルリンの壁。自由と魅力性による勝利」という項目の章にあったものだが、「自由と魅力性による勝利」という言葉も、またすばらしい。戦後続いた冷戦は、そう言われて仕舞えばその通りだが、内部から崩壊して決着がついたというような話は聞いたことがなかった
 そこで、見田宗介で図書館の本を検索してみた。そして、読みたそうな本が結構見つけた。その中でも、「未読のたのしみ」(『定本見田宗介著作集 10』)という一文を見つけ、嬉しくなってしまった。こんな楽しみもあったのか、と。以下、今日見つけた「未読のたのしみ」リストである。

1、見田宗介著「人間がようやく地上に天国を実現する段階に達した感じがします」『週刊プレイボーイ』、2012年3月19日号

2、「二〇世紀末思想地図」「現代における不幸の諸類型」『定本見田宗介著作集 5』

3、「近代の矛盾の『解凍』」『定本見田宗介著作集 6』

4、「人間と社会の未来」「コミューンと最適社会」「ユートピアの理論」『定本見田宗介著作集 7』

5、「未読のたのしみ」「社会主義の崩壊の後に力をもつ『古典』」「書くことと編集すること」『定本見田宗介著作集 10』

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