最近、いろんな茨木のり子詩集を読んでいるが、宝探しをしているようで楽しい。今日も、一つ宝物を探し出せた。「地球のあちらこちらでこういうことはで起こっているだろう/それぞれの硬直した政府なんか置き去りにして/一人と一人のつきあいが/小さなつむじ風となって」という「あのひとの棲む国 —— F ・Uに —— 」からの言葉である。
雪崩のような報道も ありきたりの統計も
鵜呑みにしない
じぶんなりの調整が必要である
地球のあちらこちらでこういうことはで起こっているだろう
それぞれの硬直した政府なんか置き去りにして
一人と一人のつきあいが
小さなつむじ風となって
電波は自由に飛びかっている電波はすばやく飛びかっている電波よりのろくはあるがなにかがキャッチされなにかが投げ返され外国人を見たらスパイと思えそんなふうに教えられた私の少女時代には考えられもしなかったもの(詩「あのひとの棲む国 —— F ・Uに —— 」より、『別冊太陽・茨木のり子』、p140)
すでに科学者の世界では、あちらこちらで世界の科学者が力を合わせて研究を進めている。宇宙ステーションなどその典型である。「それぞれの硬直した政府なんか置き去りにして/一人と一人のつきあいが」実を結んでいる成果であろう。
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