2021年8月25日水曜日

戦争を防ぐ根源的な思想

  前に、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と決意した日本国憲法こそが世界壊滅を阻止する力」だと書いた。しかし、戦争を防ぐための、もっと根源的な思想というものの存在があることに気がついた。この思想が人間平等の思想であり、人間の尊厳という思想である。このことを教わったのが次の言葉だ。

 戦争というものをなくすために、人間平等である、地球の全人類は平等である、命を守ることが文化である、地球を文化的存在にしなくちゃいけないと、もう尻に火がつくようなおもいで、わたしは毎日それをかんがえているのです。(『人間みな平等』、住井すゑ著、岩波ブックレット、1994年、p31〜32)

 憲法十三条では、「すべての国民は、個人として尊重される。・・・」とあり、十四条で、「すべての国民は、法の下に平等であり、・・・」と差別が禁止されている。人間は、人として等しく尊重されるから、平等なのである。憲法十三条と十四条を見る限り、国民に限られるように受け取れるが、前文で全世界の国民に言及していることを考えると、日本国憲法は、全人類の平等も、視野に入っていると考えていい。ということは、世界の人々は、人類として平等であり、個人として尊重される。すべての人類は、人間としての尊厳が存在しているという思想が普遍的なものとして確立されたとき、戦争というものも一掃されるということであろう。

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