2020年12月30日水曜日

日本国憲法という希望を守ろう!

 中村哲医師がアフガニスタン・ジャララバードで凶弾に斃れてから、もう一年が過ぎた。彼の著書『アフガニスタンの診療所から』(ちくま文庫)のなかに、「人が人である限り、失ってはならぬものを守る限り、破局を恐れて『不安の運動』に惑わされる必要はない」という言葉がある。この言葉を受けて武田砂鉄さんが書いている。改めて、日本国憲法が指し示している希望を大切に守り、育てていきたい、と思った。

「正義」や「進歩」への信頼が失われた社会で、もっとも重要なのは「人間の希望」である。不安に怯えるのではなく、希望を生み、保ち、守ろうとした中村の言動が、今改めて響く。(『暮しの手帖』、2,020年4-5月号、p127)

 「希望を生み、保ち、守ろう」とした中村哲医師がどのようなことをしてきたのか、簡単に振り返ってみた。すごいことをしてきたことを再認識した。

 1946年福岡県生まれ。九州大学医学部卒。医師。ペシャワール会現地代表、PMS(平和医療団・日本)総院長。84年ペシャワールに赴任。ハンセン病を中心とした貧民層の診療に携わる。86年からはアフガン東部山岳地帯に三つの診療所を設立。2000年以降は、アフガニスタンの大旱魃対策のための水源確保事業を実践。2019年灌漑面積約1万6500ha。年間診療数約8万人(2006年度)。著書に、『医は国境を越えて』『医者、用水路を拓く』(以上、石風社)ほか。19年12月4日アフガニスタン・ジャララバードで凶弾に斃れる。享年73歳。(「アフガニスタンの診療所から / 中村 哲 著」より)

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