2020年12月16日水曜日

仮想敵国が必要なアメリカ

 武器を持たないで全方位外交外交で「平和」を実現しようという考えに対し、非現実的だと批判されることが多い。知人にも、「中国もロシアも韓国・北朝鮮もアメリカも戦争放棄をしているのなら、いいのですが。ロシアがウクライナやチェチェンでやっていること、中国が香港やチベット、ウイグルでやっていることを考えれば、現実的には非武装中立は残念ながら厳しい」と言われたことがある。
 そこで、なぜ、非現実的だと批判されるのか、を考えてみた。

1、中国や北朝鮮は、危険な国「である」(前提[1])。だから、日本が丸腰、非武装なら、喜んで攻撃してくるかもしれない。それゆえ、非現実的だ、となる。

2、現実に、北朝鮮がミサイル発射実験をしたり、尖閣諸島での中国の動きがある。だから・・と、(1)の認識になる。

3、なぜ、(2の行動に?
 かつての大日本帝国の国で、軍備を拡大してきている。一緒に巨大な米軍事力もデーンと存在して睨みを効かせている状況で、それに対抗しようとしたら、ミサイルで誇示するしかないのではないか。それに、尖閣は穏やかだったのに、突然日本側が「俺の土地だ」と刺激的な行動に出た。なぜ?・・仮想敵国が必要だったから、と勘ぐりたくもなってくる。

4、かつてはソ連、そして、今度は、北朝鮮・中国、と、アメリカ(の巨大軍事産業)にとって、絶えず、仮想敵国が必要である(これも前提[2]である)

5、前提[1]と前提[2]をどちらが根源的かを比べると、前提[2]が根源的である。

6、このような大きな本質的な構造を捉えて、その上で、東アジア共同体といった構想へ、発想を膨らませていくことが大切ではないだろうか。 
 
7、巨大な資本の餌食にならないためにも、東アジアに限らず、諸国民は手を結んでいく(対立でなく)ことが大切だと思う。

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