2020年10月27日火曜日

野放図な防衛政策にメスを入れよう!

 図書館で『世界』11月号を読んできたが、とんでもないことが書かれていた。「米国政府に支払いを済ませてから一〇年近くも納品されていない防衛装備品さえある」と次のように書かれていたのだ。

 防衛装備は本来、防衛省側が調達を判断してきた。それが安倍政権になって防衛省の主導権が弱まり、まだ検討段階の装備品にいきなり予算が付き防衛省が仰天するケースもあるという。どう使うかさえ定まらないまま購入した高額な装備もある。米国政府に支払いを済ませてから一〇年近くも納品されていない防衛装備品さえあるのだ。そんな野放図な防衛政策の中で、イージスアショアに匹敵する不思議な事業が名護市辺野古の埋立事業だ。
 米海兵隊普天間飛行場が住宅地の真ん中にあり危険だから、辺野古崎を埋め立てて滑走路を造り、移転する。政府は「一日も早く普天間の危険性を取り除く」ためというが、完成までに最短で一二年もかかり、工費は約一兆円に膨らむ。二〇一九年二月の県民投票では反対が七二%だった。絶滅危惧種のジュゴンが棲み、海洋生物五八○○種余が生息する多様性豊かな自然を破壊する。辺野古はイージスアショアに勝るとも劣らない無理筋の事業だ。(屋良朝博著、「普天間問題の解決はすぐにも可能だ リアリズムにもとづく安全保障の選択」『世界2020.11』、P155)

 普天間飛行場では、いまだに「住宅地の真ん中で軍用機が昼夜問わずに飛ぶ不条理」(同上、p159)が存在しているのだ。普天間の不条理に耳を傾け、野放図な防衛政策にメスを入れよう!

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