『核のボタン』(ウィリアム・ペリー、トム・コリーナ著、田井中雅人訳、朝日新聞出版)という本があり、「米大統領には核兵器使用にかかわる専権が与えられ、その決断を誰も止めることはできない」こと、そして、「コンピューターがハッキングされたら? 大統領がかんしゃく持ちで冷静さを欠いていたら? ピザの注文よりも簡単に、何百という核ミサイルが発射され、何百万、何千万の人々が命を落としうる」危険性が、今日の世界の現実であることを、9月16日のブログで書いたことがある。
ところが、1986年、約40年も前に児童文学の世界で、「ノイローゼのボタン係と、気がくるったボタン係が核戦争を起こし、その後の世界を描いていた」(『魔法のぶた』、司修著、汐文社)のだ。同じく、放射線でゴーストターンも描かれていたが、残念ながら、こちらの予言は、原子力発電所の事故という形で実現してしまった。核のボタンだけは、押される前に何とかしなければならない。
幸いにも、核兵器の開発や保有、使用などを幅広く禁じる核兵器禁止条約の批准国・地域が49に達し、発効条件まであと1に迫った。カリブ海のジャマイカ、太平洋のナウルの両島国が23日に批准書を国連に寄託したからだ。この勢いをバネに、核廃絶に向けていきたいものである。
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| 「『魔法のぶた』、司修著、汐文社」より |
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| 「『魔法のぶた』、司修著、汐文社」より |


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