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| 「『名言に学ぶ生き方 西洋編』、荒井洌著、あすなろ書房、1989年、p22」より |
「ミツバチはあちこちの花から花のみつを集め、そしてあのようなすばらしいものを作り出します。それと同じように、私たちはいろいろな所で、たくさんの人たちから、貴重な考え方や感じ方を教えてもらい、自分の所へ持ち帰ります。
しかし、人から聞いた考え方や感じ方を、消化もせずに、そのまま使っているようでは本物ではありません。モンテーニュは、このことをミツバチのはちみつを作る仕事にたとえ、自分自身の力でよく理解し、消化することの大切さを強調しました。
つまり、どんなに優れた権威のある考え方だと言われているものであっても、いった んは"疑い"を持つことの必要性を強調しました。よい意味での"疑い"の大切さです」(p23)。
耳が痛い言葉だった。どれだけ理解し、消化してきたかが疑問だったからだ。広く学ぶことに力が削がれ、深く学ぶことを疎かにしてきたのでは無いか、と。関連する言葉として、ショウペンハウエル『読書について』から「反復は研究の母なり」(p40)「熟慮を重ねることによって飲み、読まれたものは、真に読者のものになる。食物は食べることによってではなく、消化によって我々を養うのである」(p41)とあった。心したいことである。(強調は引用者による)

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