104歳の画家、篠田桃紅さんのインタビュー記事を読んでいたら、突然、平和と差別が密接に繋がっていることに気づかされ、なんとなく感じていただが、「人間の尊厳は、人類(国民はもちろんのこと)の中の「個」として尊重されるということが明確に意識された。国が違っても、人間として平等であり、従って、どのような国の国民であれ、「個」として尊重される。それゆえ、他国人間の尊厳を否定する戦争は、絶対悪なのだ、と。それは、人類の中の「個」として、人間の尊重というものを考えていきたい、ということである。その篠田さんの言葉が、
あたくし自身もニューヨークに住むことになったんです。いろんな価値観が入り混じった国ですけど、人間性に訴えるものがあれば、それが普遍的になります。みんなに共通の感動を与えることができたら、人種差別もなくなって、世界が平和になるでしょう。そういうものを、作りたいと思うようになりました。(『芸術新調』、2018年3月、p29)
「人間性に訴えるものがあれば、それが普遍的になります」ということで言えば、ベートーベンの「交響曲第9番」が有名だ。この曲ほど、世界の人々に聴かれている曲はないかもしれないと思われるほど普遍的ではないだろうか。生まれは違っても、同じものに感動する人間は、やはり、人間としての尊厳と平等を意識させてくれるに違いない。
今はコロナ禍の最中だが、コロナ禍は「世界は一つ」を意識させてくれた。だあらこそ、これからは「戦争どころではない、という憲法9条の価値観」が見直されるような気がしてならない。
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