2020年10月15日木曜日

コミュニケーションこそ、民主社会成立の条件


「古田徹也著、2020年10月15日 朝日新聞」より

 朝日新聞(2020年10月15日)コラム「(古田徹也の言葉と生きる)空虚さ、慣れてはいけない」に感動した。今問題になっている「日本学術会議が推薦した新会員候補六名を、菅義偉首相が任命しなかった問題」の核心をわかりやすく説かれていたからだ。
 新会員候補六名を任命しなかった理由を尋ねられても、「総合的・俯瞰(ふかん)的活動を確保する観点から判断した」という訳のわからない言葉(煙幕の効果を狙っているのか!)を語るだけで、具体的なことは何も語らなかった。そのことに、苛立ちさえ感じていただけに、古田さんの言葉に勇気づけられた。本当に、その通りだ、と。
 考えてみれば、この、きちんと説明ぜず、煙幕のような言葉の羅列で済ませてきたのは、「モリ・カケ・サクラ」でも同じだった。だからこそ、「執拗(しつよう)に説明を求め続けてほしい。返答が説明になっていなければ、何度でも聞き返してほしい。そして私たちは、その種の応酬に飽きてはいけない説明が与えられないことに慣れてはいけない」「このコミュニケーションが保たれていることこそが、専制的ではない自由で民主的な社会が成立する基本的な条件のひとつだ」という古田さんの主張には強く共感する。今度こそ、という思いが強いからである。


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