2020年10月13日火曜日

”ありふれたこと(自由等)”の有り難さ

「『名言に学ぶ生き方 西洋編』(荒井洌著、あすなろ書房、1989年、p14)」より
 プルタルコスの『爽快な気分について』という題名がいい。岩波文庫の『似て非なる友について』で読める、というので、これも読んでみたい。この言葉と、解説を読んで、自由とか平和という”ありふれたこと”について考えてしまった。普段何気なく享受している自由とか平和は、”ありふれたことではなかった時代”があった、油断していると、”ありふれたことではなくなってしまう”こともあり得る、と・・・。だからこそ、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」という憲法第12条があるのだ。以下、荒井洌さんの解説より。

 プルタルコス、英語ではプルターク。『プルターク英雄伝』の著作で有名な、ローマの 哲学者です。 ギリシャに生まれ、プラトンが作ったアテネの学園「アカデメイア」で学びました。・・・・

 ところで、みなさんは"ありふれたこと"をありがたく感じたことはありますか?  風邪をひいて動けない時、元気に遊んだり、勉強している友だちをとてもうらやましく思ったことはきっとあるはずです。毎日、元気に、太陽とおつきあいができるということは、実は最高にハッピーなことなのですね。

 プルタルコスの"ありふれたこと"についての文章を、もう少し読み進んでみることにしましょう。 


「なるほどこういうものがないからといって、そのために何かの値打ちがびた一文上がるわけではないし、また逆に、こういうものを手に入れたからといって、それが大変に値打ちがあるわけでもなければ、何か重大なものに触れるように、これがなくなっては大変と、わなわな震えたりびくびくしたりすべきものでもない。ところが人は、こんな ものには一文の価値もないとばかり、持っていれば無視したり軽じたりする。しかし我々は、こういうものを喜び、心底楽しむべきなのだ。」 (p15)

 

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