サッと眺めて、人類という単語を見つけたので、そのあたりを丁寧に読んだ。そして、そこで人類の真実の姿を歌っているように、私には思えた。「人類は、輝かしい未来に向かって進歩のうちに生きるのだ」と。
人類はそこで
進歩のうちに生きる
記念碑と過去の記憶と
絵画と彫刻とドラマと
音楽と言葉を介して
それらはみな
現在の幸福のために
栄光ある過去を呼びさまし
輝かしい未来を映しだす
人類はかしこにあり
男と女の心を介し
老人の威厳に満ちた重々しさと
子供らの優美な軽快さとを介して
人類はかしこにあり
敏捷に、あるいは物憂げに
体を動かす男女の踊り子を介して
長編詩「神殿」(『絶景、パリ万国博覧会』、鹿島茂著、河出書房新社、p328〜329)から
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