2020年10月23日金曜日

人類は進歩のうちに生きる

 放送大学の2学期の面接授業で、「十九世期の万国博覧会と美術史」を受講することにした。その関係で、万国博覧会に関する本を探して借りた本の一冊が、『絶景、パリ万国博覧会』だ。そこに、万国博覧会を謳った長編の詩「神殿」があった。
 サッと眺めて、人類という単語を見つけたので、そのあたりを丁寧に読んだ。そして、そこで人類の真実の姿を歌っているように、私には思えた。「人類は、輝かしい未来に向かって進歩のうちに生きるのだ
と。

人類はそこで
進歩のうちに生きる 
記念碑と過去の記憶と 
絵画と彫刻とドラマと 
音楽と言葉を介して 
それらはみな 
現在の幸福のために 
栄光ある過去を呼びさまし 
輝かしい未来を映しだす 

人類はかしこにあり 
男と女の心を介し 
老人の威厳に満ちた重々しさと 
子供らの優美な軽快さとを介して 
人類はかしこにあり 
敏捷に、あるいは物憂げに 
体を動かす男女の踊り子を介して 
 長編詩「神殿」(『絶景、パリ万国博覧会』、鹿島茂著、河出書房新社、p328〜329)から

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