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| 『名言に学ぶ生き方 西洋編』(荒井洌著、あすなろ書房、1989年、p10)より |
エピクロスがすごい人だと知っていたが、女性や奴隷にさえ等しく門戸を開いていたことを知って、さらに、その思想に深く共鳴した。荒井さんの解説に、次のように書かれていたからだ。「メノイケウスへの書簡」は、『世界文学大系・63』(筑摩書房)で、読めるというので、手にとって読んでみたい。
エピクロスは、紀元前三〇〇年の前後に、ギリシャに生きた哲学者です。
彼はアテネに、「エピクロスの園」という学園を開きました。そこでは、女性も男性とどれい共に学び、さらには奴隷の身分である人にも門戸が開放されました。そして、そこに集まって来る人たちは、それぞれの分に応じた寄付を持ち寄り、友情にあふれた共同生活を送りながら、勉強に励んだということです。 (同上、p11)
時間の大切さを説いたセネカの言葉も紹介されていたが、「われわれは、与えられた時間の「その多くを浪費している」という言葉には、耳が痛かった。与えられた時間を有効に使い切りたいものである。
「われわれは短い時間をもっているのではなく、実はその多くを浪費しているのである。人生は十分に長く、その全体が有効に費されるならば、最も偉大なことをも完成できるほど豊富に与えられている。」
「髪が白いとか皺が寄っているといっても、その人が長く生きたと考える理由にはならない。長く生きたのではなく、長く有った(原文は傍点強調)にすぎない。」(「『人生の短さについて』、セネカ著」より))

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