2024年10月7日月曜日

マルクスの再評価を

 斎藤幸平さんの「資本主義批判に向かった理由」(注)を知って、勉強の対象を大きく変える必要があるのではないか、と思ってしまいました。「今の社会は、搾取や環境破壊を前提として成り立っているから」、「啓蒙だけではどうにもならないので」あり、それゆえ、「根底にある社会システムを変えなければならない」というのです。つまり、「格差だけでなく、環境危機に関しても、資本主義の枠組みでは解決できない」(『天才たちの未来予想図』、斎藤幸平他著、マガジンハウス、p80)のです。
 ということは、戦争そのものも、軍事産業が大きく関与していることを考えれば「資本主義の枠組みでは解決できない」ことになります。戦争反対という意識が先行しても、資本主義の枠組みを変革しない限り解決できないことになります。だからこそ、マルクスの再評価が必要なのであり、マルクスが明らかにした”この社会を根底から突き動かしている正体”を明らかにしていきたいと思ったのです。

 (注)世界一の経済大国として大きく発展しているアメリカに日本よりも貧しい人が大勢いるということは、もっと抜本的に社会の仕組みそのものを変えなければいけないのではないかと考えるに至ったのです。きっかけとなったのが、マルクスとエンゲルスの『ドイツ・イデオロギー』の一節です。
意識が生活を規定するのではなく、生活が意識を規定する
 この言葉に触れ、自分の考えが大きく変わりました。いくらみんなで「格差をなくそう」「環境を大切に」と啓蒙したところで、社会は変わらないというのです。なぜ変わらないかといえば、今の社会は、搾取や環境破壊を前提として成り立っているから。コンビニやファストフードのような低賃金・長時間労働かつ環境負荷の高いものが、金儲けのために溢れている以上、啓蒙だけではどうにもならないのです。だから、根底にある社会システムを変えなければならない。それが、資本主義批判に向かった理由です。(上同、p78〜79)

0 件のコメント:

コメントを投稿