2024年10月15日火曜日

「ゆっくリズム」で豊かな人生

 だいぶ前に、「ゆっくリズム」(注)という文章を書いていました。そこで、“ユックリズム”をネット検索し、「“ユックリズムの精神”で生活する。そこに余裕のある人生、豊かな人生が生まれる」(「ストレスのない“ユックリズムの精神”で生きる ~スロー・ライフでこころ豊かな人生を~」、黒岩徹)という言葉を見つけました。ゆっくりと生活していると、”余裕のある人生”だけでなく、”豊かな人生”も待っているというのです。
 自分の文章の中にも、光るものを見つけることができました。「人生は短いのだ。それなのに、焦ってスピードを出せば、あっという間に人生が終わってしまう」ということです。前からの課題に、時間を長く感じる方法というのがありました。その答えは、ゆっくり生きることだったのです。しかも、ただゆっくり生きるにではなく、生活を味わうことが大切なようです。
 例えば、「ゆっくりと味わって食べる」と題して「目で見て、香りをかぎ、口に運び、ゆっくりかんで味わう。五感を研ぎ澄ませながら食べる朝食は、瞑想と同じ効果があります(マインドフル・イーティング)。また、口腔粘膜に食べ物が接触すると、それが脳に届いてオキシトシンが分泌。満腹感はもちろん、幸福感を感じやすくなり、自己肯定感を高めてくれます」(カーショップで読んだ雑誌)とありました。豊かな人生とは、食べ物をゆっくりと味わうように、生活も味わえる人生のことではないでしょうか。

(注)菜根譚に「自分を鍛えるときには、金を精錬するときのように、じっくり時間をかけなければならない。速成では、どうしても底が浅くなる」(『中国古典 一日一言』、守屋洋著、PHP研究所、p352)という意味の言葉がある。朝の連続テレビ小説『ゲゲゲ』でも、新人賞に応募しようとして焦っているアシスタントが、「焦らないで、じっくりと構えていかないと行き詰まるようになってしまうよ」と諭される場面があった。
 本を早く読みたい、本をできるだけ多く読みたい、ということは、すでに、そこには焦りが存在している。「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」という言葉もあるが、人生そのものも、焦りは禁物である。それでなくとも、人生は短いのだ。それなのに、焦ってスピードを出せば、あっという間に人生が終わってしまうではないか。
 短い人生を、できるだけ長く感じるためにも、人生はゆっくりと歩きたいものである。そのためには、常日頃から急ぐということをできるだけ少なくしたほうが良い。読書も、例外ではないのだ。ということは、ドライブも焦りは禁物なのかもしれない。ドライブは、どうしても急ぐ傾向がある。この癖もなくし、ゆっくり走る楽しみ、心に余裕を持って走る楽しみを身につける必要がありそうである。「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」である。 2010年08月05日

0 件のコメント:

コメントを投稿