エネルギーが尽きる前に少なくとも五つのことをやり遂げたい。
第一は、日本の政治を極端に劣化させた衆議院議員の選挙制度(小選挙区比例代表並立制)を廃止し、中選挙区制を復活させること。
第二は、TPP加入を阻止し、「脱アメリカ・入アジア」の外交路線を確立すること。
第三は、政府・財務省の増税一本檜の政治路線を打破し、日本経済を成長軌道に乗せること。
第四は、沖縄をはじめ日本にある米軍基地のすべてを撤去すること。このために日米安保条約を全面改定するか破棄して、日米対等の平和条約を締結すること。
第五は、自然環境保全と大地震・大災害に耐えうる社会を建設すること。
最後に、日本の政治の根本理念として、次の五つの格言を政治家の精神のなかに植えつけたい。
第一は「和を以て貴しと為す」(聖徳太子)。
第二は「一隅を照らす者は国の宝である」(最澄)。
第三は「広く会議を興し万機公論に決すべし」(五簡条の御響文)。
第四は「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」(福沢論吉)。
第五は「国家の実力は地方に存する」(徳富蘆花)。
最後にもう一度強調したい。
「あらゆる堕落のなかで最も軽蔑すべきものは――他人の首にぶらさがることである」(ドストエフスキー、代表作の一つ「白痴」の中の言葉)。
日本国民はアメリカ政府の首にぶら下がって生きるという堕落した生き方から脱却しなければならない。「脱アメリカ」だけが日本再生の道である。(『独立国日本のために 「脱アメリカ」だけが日本を救う』、森田実著、ベストセラーズ、2011年、強調は引用者)
どうでしょうか。
沖縄をはじめ日本にある米軍基地のすべてを撤去すること、そして、日米対等の平和条約を締結すること、あるいは、和を以て貴しと為すこと、いずれも真っ当なことばかりです。このことに気付いて欲しい。本当に本当に、「脱アメリカ」だけが日本再生の道なのです。逆に言えば、「脱アメリカ」なしに日本再生の道はあり得ないのです。
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