彼女のヨガの先生は佐保田鶴治先生でしたので、彼の本を探しました。『ヨーガ入門 ココロとカラダをよみがえらせる』(佐保田鶴治著、ベースボール・マガジン社、2001年)といったヨガの本以外に、『ウパニシァッド文学と其の哲学思想 : 印度神秘思想の古典』(佐保田鶴治著、白揚社、1950年)といった本も書いていたことを知りました。この本は国会図書館オンラインでちょっと読んでみました。ショーペンハウエルもラテン語訳のウパニシァッドを読んでいて、次のように激賞していました。
「ウパニシァッドは印度古代の、まだ伝統の殻に堅く覆われなかった頃の所産として、 人間精神の若々しい覚醒の暁に見いだすさまざまな驚きと問い、それへの勇敢なる挑戦の跡を示している点で、人類一般の思想史上に於いても貴重な文献の一たるを失わない」(p1、なお下線部の原典は傍点)。それだけでなく、著名なショーペンハウエルもラテン語訳のウパニシァッドを読んでいて、「この書が地上にあり得る最も有益なる、精神を鼓舞する典籍なり。この本はただ予に生の慰安をもたらすに止まらず、また死の慰藉をももたらす」(p2、なお一部現代文にして読みやすくしました)というのです。宝物を発見したような気分です。そして、ショーペンハウエルにまで興味が広がってしまいました。
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