このところ、コロナ禍ニュースに加えて、戦争のニュースと、暗いニュースが続いている。このような傾向に対し、「気が滅入る情報ばかりを延々と流すニュース番組」には、脳の神経細胞を破壊してしまうほどの威力がある、と、警告とも言える記事があった。
「コロナ禍や戦争など気が滅入る情報ばかりを延々と流すニュース番組を見続けると、精神に大きなストレスがかかり、脳の神経細胞が破壊される」(医師で作家の米山公啓氏)
夕方の情報番組も、同じ話の繰り返しで毎日見ると着実に脳が衰える。
「思想的に右寄りの人ばかりが出演し、ワーワーと持論をがなり立てる特定のバラエティ番組や、反対に年配のコメンテーターたちが世間への不平不満ばかりをグチグチ垂れている休日朝の番組は、最初から結論を決めつける思考パターンで脳の機能を低下させる」(精神科医の和田秀樹氏)(『おとなの週刊現代』、2022年、VOL.3、p31)
というものだ。
コロナ禍や戦争がなくても、もともとニュースには刺激的で暗いものが多かった。世の中、あるいは世界は広く、明るい話題も多くあるはずなのに、そうした話題は少なかったのだ。だから、もっと明るいニュースを取り上げるべきだ、と、常々思ってきた。それだけに、今回の警告とも言える記事に、「我が意を得たり」の心境だった。
と同時に、一部で「日本人の劣化」が叫ばれている。その原因の一端にマスコミの報道がある。脳細胞に気質的な変化をきたしてきた可能性が大きい番組が放送されてきたからだ。となれば、テレビ報道姿勢の責任は大きいと言わなければならない。もっと「明るいニュース」を増やして欲しいものである
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| 「『おとなの週刊現代』、2022年、VOL.3」より |

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