朝日新聞一面記事、「トマホーク購入、米に打診 巡航ミサイル 敵基地攻撃能力、念頭に」(2022年10月29日)を知り、国会を通り越して(議論もなしに)、政府が先走っている問題行動ではないか、と思った。
政府が米国製巡航ミサイル「トマホーク」の購入を米政府に打診していることがわかった。敵のミサイル発射拠点などをたたく「敵基地攻撃能力」の装備として配備することが念頭にある。政府は、敵基地攻撃に転用できる国産ミサイルの長射程化を進めているが、運用開始は2026年度の見通しで、実績のあるトマホーク導入をめざす。(2022年10月29日)
という。
記事の中に、「トマホークは艦艇や潜水艦などから発射できる。米海軍のホームページによると、1991年の湾岸戦争における『砂漠の嵐作戦』で米軍が初めて実戦投入。以降、2千発以上を戦闘で使用した」とあった。「2千発以上を戦闘で使用した」と何気なく書かれているが、どれだけの血を流し、命を奪ってきたかと考えて胸が苦しくなってきた。
そんなことを考えていたら、今度は、「対ミサイル、衛星50基 敵基地攻撃に利用視野 防衛省検討」(2022年10月30日)という記事が載った。
ミサイル防衛のため、多数の小型人工衛星を一体的に運用して情報収集する「衛星コンステレーション」について、防衛省が約50基の打ち上げを検討していることがわかった。迎撃が難しい「極超音速ミサイル」の探知や追尾の研究実証に生かし、「敵基地攻撃能力」を保有した際、攻撃対象の情報収集に利用することも視野に入れる。(2022年10月30日)
というのだ。
ますます、国会軽視が明らかになってきている。改憲の議論よりも、防衛論議こそ、ミサイルの是非をこそ議論すべきであろうに。そうした議論もなしに、「トマホーク」の購入が、どんどん前のめりになってきているのは異常である。さらに言えば、この「異常が問題にもならない”異常”」を危惧している。
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