パワーポイントのいいところは、内容が簡潔になることです。書き込みすぎれば、文字が小さくなって参加者から「読めない!」と文句が出ます。なので、必然的に文字を大きくせざるを得ない。そうなれば、書ける内容が制限されます。そこで資料作成者は、「どうすれば伝えたいことを、簡潔に表現できるか」を必死に考えるようになります。 その結果、資料もよくなるのです。
結局、資料が多くなるのは、考えていないからであり、何がコアかが見えていないからです。あれもこれもと詰め込んで、資料が分厚くなってしまうのです。
考え抜き、シンプルになったものは、説得力を持ちます。そして、 周りの人にも伝わりやすくなります。(『人生の教養が身につく名言集―――「図太く」「賢く」「面白く」』、出口治明著、三笠書房、電子書籍)
パワーポイントというと、発表するときに用いるもの、という印象がある。だから、特に発表する予定もなければ、あえてパワーポイントを使うという気にはならなかった。
しかし、考え抜き、シンプルになって、説得力を持つようになるということは、何も、他人に対して「説得力を持つ」だけではない。自分自身に対しても「説得力を持つ」ことになる。つまり、パワーポイントを活用すれば、何よりも自分自身がよりよくわかるようになり、納得するようになるということであったのだ。
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