2022年10月3日月曜日

芸術の” 美”と人間尊重

 とても素敵な言葉に出会い、気分がいい。NHK放送の「日曜美術館 アートシーン」(2022年9月25日)で、禅僧仙厓の作品展「仙厓のすべて」(出光美術館)のことを知り、「禅僧仙厓(せんがい)の『布袋画讃』」を書いたばかりだが、その後、「仙厓」に関する本を探している過程で、『出光佐三と仙厓』(出光佐千子著、國民會館、2019年)に出会い。その本の中で、出光佐三の言葉として紹介された素敵な言葉に出会ったのだ。それが、
 人の美しさということは、人間というものはお互いに仲良くして、力を合わせていくということで、それが人間の尊厳であり、平和であり、美だと思います。私はそれを人間尊重といっているわけなんです。(『出光佐三と仙厓』、p 31)
 である。
 何よりも” 人の美しさ”というものを芸術の” 美”に結びつけ、そうした美しさを”平和”にも結びつけ、それらをまとめて”人間尊重”といっている。このような思想が日本人の思想として生まれたことに誇りを感じ、出光佐三の伝記にまで興味を抱いてしまった。まず、『出光佐三反骨の言魂 日本人としての誇りを貫いた男の生涯』(水木楊著、PHP研究所、2013年)を読んで見るつもりだが、いずれにしても、出光佐三の思想は日本国憲法の精神を体現しているのは間違いない。それゆえ、日本国憲法の実現するためも、文化立国を目指すべきなのかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿