と高らかに歌う場面だ。今世界の色は日々塗り替えられている。
レッド 怒れる民衆の血
ブラック 弾圧の過去
レッド 新世界の夜明け
ブラック 長かった夜の終わり
レッド 僕の燃える魂
ブラック 彼女のいないむなしさ
レッド 希望の色
ブラック 絶望の色(「『ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』」より)
この対立した世界観は、現代にも通じているのがミソである。日本は、「弾圧した過去」を乗り越え、真日本国憲法を手にして「新世界の夜明け」を体験した。その後ブラックの嵐が吹きまくってはいるが、日本国憲法を手にしている限り、だいぶ暗くなってきても「新世界の夜明け」は続いている。
今、今までにない改憲の危機にあるが、『レ・ミゼラブル』から学ぶべき点は、改憲の先にある世界は、かつて弾圧の嵐をふかせたブラックの世界なんだ、ということであろう。改憲を許し、歴史を逆行させてはならない。
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