2022年7月25日月曜日

今こそ方向転換をしなければ……

 メモを見返していたら、まさに今に日本を端的に言い表している言葉を見つけた。パスカルの言葉を、現代の日本に適用した言葉「危うい地点に自分たちがいることを知りながら、ひとはそうした危機に目をふさぎ、これまでどおりの惰性で、同じ道をひたすら歩もうとする」は、全くその通りであり、危機の現実をありのままに見ていくことの必要性を痛感した。
 核抑止論や原発再稼働に固執する政府の姿勢は、成長神話と同様に、単なる思い込みに過ぎない。核抑止論や原発再稼働の先にある危機に目を背けることなく、方向転換をしなければならない。
 わたしたちは絶壁が見えないよう、何か視界を遮るものを前方に立てかけたあと、安心して絶壁のほうへ走っている。(パスカル)
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 ギアを入れ替えて速度変換、方向転換をしなければならない……。そういう危うい地点に自分たちがいることを知りながら、ひとはそうした危機に目をふさぎ、これまでどおりの惰性で、同じ道をひたすら歩もうとする。「成長」が社会のすべての問題を解決するというのも、そうした思い込みの一つなのだろう。「パンセ」から。(朝日新聞、2015年4月19日、鷲田清一著、「折々のことば」より)

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