よく「なぜ勉強しなければならないの?」という疑問が出されることがある。その理想的とも思える答えを見つけた。
私たちが勉強するのは、大きく言うと、人類の知的遺産と財産を身につけるためです。・・・・中国や西洋の哲学、思想にしても、私たちは人類の勉強の成果の上に生きています。似たようなことに、前に書いた「巨人の肩の上に立つ」、つまり「巨人の手に乗って持ち上げてもらえば、そこから見える風景は、地上とは違ったモノになるでしょう」(『自然科学はじめの一歩』、p 22)というのがあった。「巨人の肩の上に立つ」という言葉には、巨人の肩の上に立てば、「自分の中にあるまだ知らない能力を発見できる」「自分の中に秘められた力が湧き出る」という意味もあったのだ。
そのような人類の蓄積してきた遺産、成果についてきちんと勉強すると、自分の中にあるまだ知らない能力を、いくつも発見できるのです。言いかえれば、自分の中に秘められた力が湧き出るのです。(『100年無敵の勉強法』、鎌田浩毅著、筑摩書房、2021年、p34)
だとすれば、『100年無敵の勉強法』は受験生向きに書かれた本だが、高齢者こそ人類の遺産を学び続け、秘められた力を引き出していく必要があるといえよう。
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