19日日曜日のNHK政党討論で自民党の高市が「外交だけで戦争が解決していたら、ロシア・ウクライナ問題がとっくに解決している」と発言していたという。友人が、「これに、どう応えますか」と聞いてきた。私が非武装中立主義者と知っているからだ。
正直な話、どう答えていいか分からなかった。後で考えて、高市も友人も、ロシア・ウクライナの問題と日本のこれからの問題を混同して考えているが、本来は分けて考えるべきだと思った。
つまり、ロシア・ウクライナ問題は、外交で失敗したから、もしくわ初めから戦争の選択肢しかなかったから戦争になったのだが、私は後者だったと見る。日本の場合も、選択肢としては、日本国憲法に基づく外交路線と、武力による路線が考えられる。
しかし現実は、日本国憲法に基づく外交路線は皆無に等しい。代わりに、初めから敵基地攻撃能力の保有といった対立の構図一点の方針が採られている。これでは戦争の危機が深まるばかりといえよう。
日本国憲法前文に「日本国民は、恒久の平和を念願し、・・」とあるが「 永久の平和というのは一時の平和を破ったならば来ません。だから、われわれは、一時の平和を少しでも先へのばして行くより他はない。できるだけ戦争にならないような状態を作り上げて行かなくては」(『末川博随想全集・2』、栗田出版会、p 158)ならない。戦争状態を防ぐには、その具体策に知恵を絞るしかない。
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