2022年5月9日月曜日

改憲は「憲法の尊重擁護義務」違反!

 私は、国会議員には「憲法尊重擁護の義務」があるのに、どうして、憲法改正を主張できるのか、疑問だった。だから、「国会議員の憲法擁護義務」「彼らは好んで憲法を蹂躙し、・・・」「改憲には『国民の大部分の納得』を!!」といったブログを書いてきた。そして、さんも同じ問題意識を持っていたことを知った。国会議員の資格で憲法改正を主張することは「憲法違反を犯しているのであり、それは国民にたいする最大の裏切り行為」ではないか、と訴えていたのだ。
 私は改憲派議員諸氏に素朴な質問をしたい。あなたたちはなにをもって自分たちの行動や発言を正当化しているのかと。
 憲法第一〇章「最高法規」にある「憲法尊重擁護の義務」。
 第九九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
 あなたちは、国会議員としての義務違反をしているのではないか。つまり憲法違反を犯しているのであり、それは国民にたいする最大の裏切り行為である。(なかにし礼著『天皇と日本国憲法』、毎日新聞社、2014年、p12)
 国会議員は、当然、国民の代表である。国民の声を代表して仕事をしている。改憲問題にしても同じで、改憲した方が良いという声が多ければ、国会議員に憲法擁護義務があるとはいえ、改憲に向けて働くことも許される。だから、世論調査で国民の声を拾い上げようとしているのだ。従って、世論調査の結果については冷静に分析し、その動向を把握する必要がある。
 では、これまでの世論調査の結果をどう見ればいいのか。「9条は「変えない方がよい」=59%」や「自民党改憲案反対、実は59%」でも述べたように、「政治に最も優先的に取り組んでほしい課題についての問いでは、7つの選択肢の中で『憲法』が最下位で2%しかなかった」という調査結果は、重く受け止められるべきであろう。つまり、国会における改憲勢力がやろうとしていることは、国民の声から相当乖離していることになり、明らかな「憲法違反を犯しているのであり、それは国民にたいする最大の裏切り行為である」(上同)ことは間違いない。

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