2022年3月19日土曜日

彼らは好んで憲法を蹂躙し、・・・

  わかりやすい憲法の解説文を発見した。戒能通孝氏の「彼らは好んで憲法を蹂躙し、むしろそれを自己の誇りにすらする」という予想は、全くその通りであり、彼らにとって反省のかけらもない理由が、これでようやく理解できた。「憲法を蹂躙し、むしろそれを自己の誇りにすらする」者にとっては、反省など無縁だったのだ。
 新しい視点もあった。「憲法を守らぬものは単なる乱用者たるだけでなく、
日本国民と世界全人類に対する犯罪者である」だという言葉だ。ただ、こうした表現に納得できない人もあろう。しかし、純粋に考えてみれば、刑法に抵触すれば犯罪者であるのは間違いない。まずは警察に取り調べを受けることになる。憲法も法である。「憲法は抵触しても許される」というのは通らない。しかし、憲法擁護義務も守らないし、法に基づく国会開催要求も無視するのも許されている。おかしいのはおかしい。やはり、法に基づく国会開催要求を無視するような人は「日本国民と世界全人類に対する犯罪者」なのである。

 日本国憲法はまだ紙に書かれた文章の過ぎない。
 憲法の執行者連中は、憲法の精神から縁遠い人たちだけである。彼らは憲法だけでなく、もっと強力な枠により、でたらめな行動をとることができないように、しっかりと抑えられていなければならない。そうしなければ彼らは好んで憲法を蹂躙し、むしろそれを自己の誇りにすらするだろう。
 憲法は支持を要する。
 憲法は 太平洋戦争敗北後の日本という特殊地域にだけ通用する原則ではなくて、
 1、およそ近代国家の一つとして国際社会の一員たるための前提要件を構成すること
 2、憲法を守らぬものは単なる乱用者たるだけでなく、日本国民と世界全人類に対する犯罪者であることを明らかにすること。
 これらの原則の明瞭な、疑いのない言葉で表明されるのでなかったら、憲法はますます紙の上の言葉になるであろう。(戒能通孝著「人権と暴力」『世界』19498月号、p 59から、わかりやすく編集)

 日本国憲法はまだ紙に書かれた文章の過ぎない。憲法の執行者連中は、憲法の精神から縁遠い人たちだけである。彼らは憲法だけでなく、もっと強力な枠により、でたらめな行動をとることができないように、しっかりと抑えられていなければならない。そうしなければ彼らは好んで憲法を蹂躙し、むしろそれを自己の誇りにすらするだろう。憲法は支持を要する。憲法は 太平洋戦争敗北後の日本という特殊地域にだけ通用する原則ではなくて、およそ近代国家の一つとして国際社会の一員たるための前提要件を構成すること、憲法を守らぬものは単なる乱用者たるだけでなく日本国民と世界全人類に対する犯罪者であることを明らかにすること——これらの原則の明瞭な、疑いのない言葉で表明されるのでなかったら、憲法はますます紙の上の言葉になるであろう。(戒能通孝著「人権と暴力」『世界』19498月号、p 59)

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