2022年5月1日日曜日

ピカソにみる”大いなる希望”

 2022年5月1日放送「日曜美術館 アートシーン▽“イスラエル博物館所蔵 ピカソ―ひらめきの原点―”展」を見た。そこで、ピカソが多くの版画作品も手がけていたことを知った。パナソニック汐留美術館の主任学芸員さんによると、版画は「彫りの深さ」など、なさまざまな技法を試せるのがピカソには魅力だったのではないか、ということだった。
 放送の中で知った印象的だったことは、86歳の時に、「347シリーズ」という作品群を、なんと7か月で仕上げていたということだ。ピカソの生命力に感嘆すると同時に、「80代でも、これだけのことをやれるんだ」ということに”大いなる希望”を抱くことができた。
 芸術家の生命力について関心を持ち続け、そういう意味で「絶えざる脱皮を目指した北斎」にも興味を持ってきた。だから、「なぜ芸術家に長寿者が多いのか」という文章も書いたし、「”若返り”などもったいない」では、「ピアニスト室井麻耶子さんが九十歳で新居を建てた話」や、「彫刻家の平櫛田中さんが九十歳頃に、『あと20年寝かせておけば、立派な彫刻材になる』という大きな楠を取り寄せたという話」を紹介した。芸術家のエネルギッシュな生活スタイルにあやかりたいものである。



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