2022年5月23日月曜日

行き過ぎた従米構造の修正を

  サンデー毎日で連載中の「倉重篤郎のニュース最前線」に、「西山事件の50年目の真実」と題した、元毎日新聞の政治部記者西山太吉氏へのインタビュー記事が掲載された。倉重氏によるまとめの一言は、「50年の風雪を経て西山翁の言いたいのは、日本の国の形の行き過ぎた従米構造の修正であり、共存共栄のための日中外交論議の活性化であろう」(『サンデー毎日』、2022313日号、p 17、強調は引用者による)と、今後の日本の有るべき姿を端的に言い表している。西山氏の声は次の通り。

 日本は岸、佐藤、安倍と長州三代による従米的日米一体化路線で、米軍と共同軍事行動を取るという戦略を極限まで追求してきた。だが、中国が台頭、米国が相対的に後退し、国際環境が多極化していく中で、日米同盟をひたすら強化するだけでいいのか。東アジア安定のため、望まぬ戦争をしないためにも、日中両国が共存共栄の道をどう作り出すかが最大のテーマではないのか。米国と一定の距離を置く選択肢もあり得る。本来あるべきその論争がどこからも出てこない。(上同)

 食料自給率が低い日本は、「世界的食料不足を警告」で書いたように、中国を敵視しては、「国民の命綱」でもある食の確保が難しくなってしまう。その上、東アジアを不安定化要因になってしまう。だからこそ、西山太吉氏が言うような、東アジア安定のため、望まぬ戦争をしないためにも、日中両国が共存共栄の道」を邁進することが大切になってくるのである。

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